
ママ振袖を自分らしく着こなそう! 寸法直しから小物合わせまで徹底解説
こんにちは。八王子のきものにしわです。
成人式は、人生の節目となる大切なイベントです。最近は、お母様の振袖(ママ振袖)を受け継ぐお嬢様が増えています。家族の思い出が詰まった振袖を着ることで、特別な意味を持たせることができるのも魅力です。
しかし、お母さんの振袖をそのまま着るだけでは、サイズが合わなかったり、自分に合わないコーディネートになってしまうこともあります。
そんな時は、寸法直しや小物のコーディネートを工夫することで、今っぽくおしゃれな着こなしにアップデートすることが可能です!
本記事では、ママ振袖を素敵に着こなすためのポイントを詳しくご紹介いたします!
ママ振袖とは?
「ママ振袖(ママ振)」とは、お母様がかつて成人式や結婚式などの特別な場面で着用した振袖を、娘さんが受け継いで着ることを指します。近年、この「ママ振」を活用する方が増えています。
他の人とかぶる心配がなく、自分だけの特別な振袖として着ることができるところも魅力です。
ママ振袖の相談はどうしたらいいの?
お母様の振袖で成人式に出たい!と思ったら振袖店や着物専門店へ相談するのが安心です。
ママ振袖のプランを用意しているお店もたくさんあります!
にしわでも、お母様の振袖や、お姉様の振袖などお持ちの振袖をお召しになるお客様には「お写真プラン(ママ振袖プラン)」をご用意しております。前撮りと当日のお支度がセットになっているので安心です!
まずはお振袖をお持ちいただき、状態のチェックや小物が揃っているか、サイズは問題ないかなどチェックをさせていただきます。
ママ振袖のお支度準備:まずは振袖の状態をチェック
お母さんの振袖を引き継ぐ際、まず最初に行うべきなのが振袖の状態チェックです。長年保管されていた振袖は、シミやカビ、変色などが発生していることもあります。お店にお振袖と帯、小物一式をお持ちいただけましたら無料点検させていただきます!
きれいに着こなすためには、まず振袖の現状をしっかりと確認しましょう。
ママ振袖のチェックポイント
①シミや汚れの有無
長期間収納していた振袖には、汗ジミや黄ばみが発生していることがあります。特に襟元や袖口は汚れがつきやすい部分なので、細かく確認します。
②生地の状態
繊維が弱くなっていないか、虫食いや破れがないかをチェックします。特に正絹の振袖は湿気の影響を受けやすく、劣化が進んでいることがあります。
③寸法の確認
振袖の身丈や裄丈が自分の体型に合っているかを確かめます。お母様と身長差がある場合は、お直しが必要になることが多いです。
④帯や小物の状態
小物類の状態、すべて揃っているかを確認します
お手入れが必要な場合、きもの にしわには京都で修行を積んだ、きもののお手入れを専門に行う職人がおりますのでご安心ください!
ママ振袖のお支度準備:振袖の寸法直しでフィット感をアップ
お母さんと自分の体型が異なる場合、そのまま着ると着崩れしやすくなることがあります。振袖を美しく着こなすためには、寸法直しを行い、自分の体型にフィットさせることが大切です。
ブログでもにしわで実際に寸法直しをした事例をご紹介しております!
お母様より身長が高いお嬢様のママ振袖お直し事例(リンク)>
ママ振袖のよくある寸法調整の例
【身丈直し】
お母様と身長差がある場合は身丈(えりからすそまでの、背筋の長さ)が足りないことが多いです。
長さが足りないと着姿が美しくなりません。着付けで調整できる範囲もありますが、念の為実際に着装して寸法の確認をするのが安心です。
【裄直し】
こちらもお母様と身長差がある場合にお直しすることが多いです。
裄丈とは背中心から袖先までの長さです。身長差がある場合、腕の長さも違うため寸法が足りない事が多いです。
袖の長さ(裄丈)が短いと、手首が見えてしまい違和感が生じます。着付けでの調整ができない部分ですので、お直しをおすすめしております。
【身幅調整】
体型に合わせて身幅を詰めたり広げたりすることで、着崩れを防ぎます。
寸法直しを依頼する際は、着物専門の仕立て職人に相談するのが安心です。振袖の柄や生地の状態を考慮しながら、最適な方法でお直しを行いましょう。
にしわでは加工の職人が常駐しておりますので、振袖の生地の幅などを確認しサイズのお直しが可能か拝見させていただきます。お直し可能かどうか、料金はどのくらいかかるかお見積りなどもご案内させていただきます。いつでもご相談ください。
ママ振袖のお支度準備:帯や小物を今っぽくアレンジ
振袖そのものは伝統的なデザインでも、帯や小物をお嬢様に合わせてコーディネートすることで、今風の着こなしにアレンジできます。
ママ振袖の着こなしポイント
①帯を変える
コーディネートのポイントとなる帯を変えると、
振袖の印象もガラッと変わります。
昔の帯に比べて長さ、柔らかさ、軽さなどさまざまな点で進化しており、変わり結びがしやすく長時間着ていても疲れにくいという特徴があります。
②帯揚げ・帯締めの工夫
昔はセットだった小物も、今はお好みに合わせて一つひとつ自由に選べるので、ママ振を生かした今風のコーディネートが可能です。
レトロかわいい系、王道クラシカル系などなりたいイメージをぜひスタッフにご相談ください。
レースやビジュー付きの帯揚げや帯締めを取り入れることで、トレンド感をプラスするのもおすすめです。
③半衿・重ね衿をアクセントに
写真で一番映る部分ですので、見える面積は小さいですがこだわりたい部分です!
お顔映りを見ながらお嬢様に合った色合いに、パールやラインストーンなどの飾りのある重ね衿を取り入れると、華やかさがアップします。
④草履やバッグの選び方
最近のバッグは幅が大きめで物が沢山はいります。草履は昔より幅広で鼻緒も太くなり足の負担が軽減されました。
式典当日に足が疲れないように、実際に履いてみて自分に合ったものを選びましょう!
※お母様の草履バッグをお使いになる場合は接着剤の劣化で草履の底が剥がれてしまうことがあるようですので、草履バッグも点検の際にお持ちいただくと安心です。
小物の選び方ひとつで、振袖の印象は大きく変わります!
これでママ振袖を自分らしく着こなす準備は万端です!
ママ振袖は早めの準備で余裕を持とう
「お母様から譲り受けた振袖があるから、準備はゆっくりで大丈夫」と考えてしまいがちですよね。しかし、大切な振袖だからこそ早めの準備がおすすめです。
今回の記事でご紹介してきたように、長年自宅で保管されていた振袖は、お手入れや、お嬢様の体格に合わせてサイズ直しが必要な場合があります。
寸法のお直しやお手入れが必要な場合は時間がかかります。
大切なお振袖を万全の状態で着用できるよう早めの確認をおすすめしております。
ママ振袖でも早めの準備をおすすめするもう一つの理由は、成人式当日の着付けの予約を早く取れるからです。
成人式では多くの新成人が同じ日に同じ場所で着付けを行うため、着付けの時間帯が限られているからです。
振袖を決められた方から、希望の時間帯に合わせた予約が順次行われていきます。そのため、予約が遅れてしまうと、希望の時間帯が埋まってしまい、早朝からの着付けとなってしまう可能性が高いです。
「ママ振袖」を今の時代にアップデート!新しい門出を華やかに♪
お母様から譲り受けた大切な振袖は家族の絆と、新しい人生への期待が詰まった宝物です。しかし、時代とともに変化するファッショントレンドや、個々の体格の違いなど、そのまま着こなすには少し工夫が必要な場合もあります。
このブログでは、「ママ振袖」を現代風にアレンジし、自分だけの特別な一日にするための準備についてご紹介しました。
コーディネートも小物を少し変更するだけでもお嬢様にピッタリな今っぽい着こなしをしていただけます!
大切なお振袖で素敵な成人式を迎えられるようお気軽にご相談くださいませ。
■振袖選びの無料相談会を行なっております
にしわでは、八王子市以外にも、相模原市、上野原市、町田市、日野市、多摩市から沢山の方にお越しいただいております。
お振袖についてご質問・ご要望を伺わせていただき、振袖専門のスタッフがご提案させていただきます。
レンタル・ご購入、お手持ちの振袖でのお支度、それぞれご要望に沿ってご相談を承ります。
ご試着いただきながら、自分に合った理想の1枚を見つけるお手伝いをさせていただきます。
まずはお電話やWEBからお気軽にお問合せください。
■プロによるヘアアレンジを体験も開催中♪
まだ成人式のイメージが湧かないという方へおすすめ!ヘアスタイルを変えるだけで振袖を試着した際にイメージがとってもしやすくなるとご好評です。やってみたい髪型がありましたら参考画像をお持ち込みいただくとスムーズです!
八王子市の「にしわ」ではヘアアレンジ体験会を毎月開催しております。開催中の振袖フェアについてはお知らせをご覧ください。
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成人式の準備は東京都八王子市で創業194年の老舗「にしわ」へ
多摩市や日野市からもお越しいただき、毎年多くのお嬢様の成人式をサポートさせていただいております。
振袖専門スタッフがお客様のご要望を伺いながら楽しい振袖選びをお手伝いいたします。
振袖選び、前撮り、当日のお支度まで安心のトータルサポートのにしわにお任せください。